2015/01/12

地方創世、大学ができること(その2)

前回に引き続き、大学で行っている地方創世に関わる事業を紹介していきます。

ネタ記事はこちらです。
地方創生策:リンゴ、ブドウ…地方大学が地元とタッグ



さて、今回調べてみるのは、、、
▼弘前大学

弘前といえば、青森県のりんごの産地として有名なところですね。
前回山梨大学の紹介では「ワイン」についても言及されていましたが、
弘前大では、りんご「紅の夢」をキーに地方創世を進めるようです。


では早速調べてみよう
文部科学省特別経費プロジェクト 「リンゴ産業をモデルとした大学COC拠点整備事業 ―赤い果肉リンゴを核とした地域活性化―」キックオフセミナー(8月29日開催)
 このたび、弘前大学では、リンゴ「ふじ」の発祥の地で育成された赤い果肉のリンゴ新品種「紅の夢」等の活用研究を推進し、これを地域活性化の起爆剤として新たな産業を開拓し、大学が地域活性化の中核的拠点(COC)として、地域への成果普及を図るために、キックオフセミナーを開催することとしました。
「地域活性化の起爆剤」というところが、非常にとがってます。

弘大発!果肉まで赤いリンゴ「紅の夢」 ~生産者との検討会開催~
こちらは昨年度の活動です。
文部科学省のCOCという事業自体が昨年度からなので、
弘前大学や前回の山梨大学は1期生という事になりますね。


弘前はとにかくりんごに熱い!
農学生命科学部のお知らせなどを読んでいると、
弘前大学はとにかく「りんご」への取り組みが多いようです。

今回取り上げられている「紅の夢」は「果肉まで赤い」という特徴を持つようなのですが、
栽培方法に技術が必要なようで、市場に広く出回るにはもう少し時間がかかりそうです。

記事に書いてある限りでは、「認知度向上」「素材の活用方法の検討」
を平行して行っている印象を受けました。


広報がしっかりしている!
弘前大学はPRすごいうまいです。
COC事業のHPも開設されています。

イベント報告も随時行っていて、しっかりやってるんだな、というのが素人目線に伝わってきます。
広報って大事ですね。

そしてこのサイト、PCとスマホで同一ソースを使用しているレスポンシブデザインなのです。
なんでまた文部科学省の事業のページがスマホ対応なんだ。。。と思ってたら、
違いました。

上記のイベントのサイトを見てもらうとわかるのですが、
どのイベントにもかならず学生が絡んでいて、
学生を巻き込んでいるのがわかります。だからスマホ対応してるんですね。

地方創世と言いつつ、地域に配分された予算を使い切るだけでは何も残らないのは、
誰もがわかっていることです。
人材を育てて、次に繋がることをしっかりをやっている弘前大学はすごい、
と、純粋に思いました。

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