2011/09/14

アルマゲドンを視た

「いまさら?」って感じですが、アルマゲドンです。初めて視ました。



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こんな時代だからこそ

率直な感想を言うのであれば、「今視るべき映画」です。東日本大震災から半年、アメリカ同時テロから10年、人類は未曾有の自体に直面し、なんとかその状況に立ち向かおうとしている。

特に、大震災によって引き起こされた原発事故は、人為的な問題はもちろん考えられますが、科学の限界も実感させられた出来事でした。この作品の中でも、「あんたが依頼したんだから、責任とってよ!」的なニュアンスのセリフをNASAの担当者に突きつけています。

科学が絶対的なものだと信じられている現れですが、科学は絶対じゃないんです

また、宇宙空間で頻発するトラブルを、乗組員たちがなんとかして乗り越えていく姿は、さながら福島原発で起こっている状況を彷彿とさせます。


一人ひとりが自分の役目を果たして

宇宙空間の隕石に立ち向かうのは、なぜか石油堀りのプロたちです。アメリカのパニック映画っぽいですね。

彼らは自分たちの腕に自信と誇りを持って仕事を続け、隕石に対してもそれは同じです。また、NASAのメンバーも一人ひとりのこだわりを持ち、互いに激しく競り合います。しかし、結果としてそれが納得のいく結論を導きます。

プロフェッショナル同士が自分の意見をぶつけ合う。「不毛地帯」を視たときもそうだったのですが、こっちまで熱くなっちゃいます。


問題解決のために協力する

石油を掘るのは一人ではできません。また、隕石の危機から地球を救うのも一人ではできません。逆に、チームの中で一人が身勝手な行動をすれば、大きく足を引っ張ってしまうこともあります。

そして、チームとして動くことは個性を潰す事ではありません。個性がうまくかみ合ってこそ、大きな事を成し遂げる事ができるのです。



映画の本題には関係ないレビューになってしまいましたが、単純に視て思ったことは、「科学技術・チーム・こだわり・職人・夢、この辺りのキーワードに引っかかる人には視てほしい」「ストーリーは読めるのに、なぜかハラハラしてしまう」「石油開発の話はどの話を視ても面白い」などです。


とりあえず、たくさんのことを考えさせられました。忘れた頃にまた視たい映画です。

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